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リアルシリ~ズ (第一弾)
2010年8月28日 zoukeikanban | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
ども!
ご無沙汰サタデーです。
ここ大阪は毎日35℃越えが続き、ナント猛暑日の連続日数の記録を更新してしまったではないか!
だからどやねん!て感じ。 これが当たり前みたいになってしもた。
最近朝晩が少ーし涼しくなってきたから日記更新。
見ましたか!? こないだのテレビ。
そう、「ココイロ」って番組でポップ工芸の様子が放送されたのを。
前回の「ほんわかテレビ」ではワタシがメインで映ってましたが、今回は社長が主役。
先日の日記で書いたけど、この番組のスタッフは物凄いツワモノ揃い。
入念なカメラアングルの設定や妥協無い撮り直し。
しかもたった数分の放送にも関わらず2日に渡る撮影。
どれだけ凄い映像に仕上がってるか楽しみで仕方なかった。
他の放送日のヤツを見てても映像がやたら美しい。素晴らしい。
この小汚いポップの作業場、一体どう映るのか・・・・
その不安、放送開始早々で解消。
やはりアングルがイイ。
そしてテンポも最高。
何が凄いて、社長がどえりゃーカッコよく映ってるではないか!!
少し逆光気味なアングルでフワフワと煙を漂わせながらスチロールをニクロム線でカットしてるトコなんか男性のワタシでさえゾクッとするくらい渋かった。(もちろんそっちの気は全く無いけどねー)
前回の日記で書いた嫌々社長のインタビューも巧い事編集されてて一安心。
「プロの仕事」ってヤツをリアルに見せ付けられた感じ。
ウチも負けてられへん!
リアルに見せ付けてくれたのならリアルでお返し。
今回からリアル物シリーズを数回に渡って紹介しましょう!
まず第一弾は「トラフグ」のリアル造形。
今回このトラフグのオーダーを頂いたのはかの「近大」さん。
昔、この日記でも紹介した事がある近大の養殖マグロの実物大レプリカが好評で、今回は「トラフグ」の実物大レプリカのオーダーを頂きました。
実物大なのでマグロの時みたいな迫力は無いけど、近大さんからのオーダーなのでリアル感はかなり要求されます。
先ずはスチロールでだいたいの形で原型を彫り、FRPでコーティング。
そこにパテで各パーツを造り込んでいきます。
だいたいスタートからここまでで1日。

で各パーツや表面の造り込みも完成。
塗装に備え資料をかき集める。

魚全般、正面からのアングルは笑える
鼻の穴、4個あるんやで!知ってた?
フグは鋭いクチバシ状の歯がある。
それもリアルに再現。
いよいよ塗装開始~!
何色から入れるか、どれくらいの濃さで入れるか・・・それはもう勘と経験のみ。

何色も何色も少しずつ重ねて深みを出します。
但し!!
重ねる色の順番を1つでも間違えるとくすんで濁ってしまう。
この様な生き物や食材等の造形を製作する時は半分くらい「色で決まる」と言って良いでしょう。
それくらい塗装は重要な工程です。
いかに濁らせず透明感を保ちながら深みを出す。 これに尽きます。
エアブラシを巧みに扱いどんどん塗って行く。
何の迷いも無く塗って行く。
気分は完全にトラフグになりきって。

ほーら・・・ 自らがトラフグになりきる事が出来ればこんな感じで塗装できるのです。

で最後に瞳を塗って命を吹き込むのだ!
魚の目はこの様に中央の黒目部分が虹色にギラギラ光っているものが多い。
理由は諸説あるようだが、敵にどこを見つめてるかを解らない様にする為、とも聞いたことがある。
全然丸解りなんですけど・・・
ちなみにこのトラフグ、魚では珍しく、瞼を閉じる事が出来るとか! キモ!

で、完成♪
個人的にこのへんの造形は大好きなので製作開始から完成まで2日位だったかな。早っ!

で冒頭に書いたけど、このお仕事は近大さんからのご依頼。
当然、水産科のお偉い教授様のチェックがあります・・・ ううぅ 緊張~。
画像を送りチェックをしてもらいます。
数日後ご返答のお電話。
「このツヤツヤ感を無くして欲しい・・・」
なるほど。
さすが教授。
普通、我々なら新鮮な感じを出す為、つい濡れた様なツヤを付けてしまう。
一般的には皆、「このヌメヌメ感がリアルでイイねぇ~、最高!」て言ってくれます。
でも教授からすれば新鮮感なんて関係無し。
実際の「皮膚の質感」を求められるのです。
知ってます?フグの皮膚は普通の魚のウロコとは違いザラザラした細かいトゲ状のサンドペーパーの様な皮膚をしているのだ。
よって、ヌメヌメはしていない。
だからツヤ消しで。 確かに。
早速つや消しに。
ほ~・・言われてみればツヤを消すとザラザラした様に見えますわ。

背中はこんな感じ。イボイボ感もリアルやろ。

でも教授が何を言おうと瞳だけはツヤツヤにさせてもらいまっせ!教授!
さすがに瞳までツヤ消しにしてはせっかくの造形も死んでしまうから。
ここは譲れん!
教授!勝負や!

さてさてつまらん争いは無視しましょ。
でも・・全身ツヤツヤタイプも良かってんけどなぁ・・・ 皆さんはどう思う?
まぁエエわ。
次もリアルシリーズを紹介すっからお楽しみにーーー
では!
テレビ収録の様子・・・
2010年8月15日 zoukeikanban | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
ども。
どーでっか?皆さん。
故郷や旅先で優雅にお盆をお過ごしでしょうかね?
チクショウ!
ポップ工芸のメンバーはお盆、正月、ゴールデンウィークという言葉を誰も知りません。 何それ?
その通り、本日も社長をはじめ皆、フル出社であります!
今、こうしてワタシが2階の事務所でこの日記を静かに書いている最中でも下の工場ではサンダーがウォンウォン唸り、巨大なコンプレッサーは2台ともウガガガガ・・・・と笑い転げ、スチロールを削るリズミカルな行進曲がザッザッザッと流れております♪♪
すばらしい光景。
ポップ工芸はいつもこうでなくっちゃねぇ。
お陰様で相変わらず忙しいっす。
今現在でも発注書をザ~っとみたら十数件の物件が溜まっております。
これらは全て8月末から9月初旬までが納期の物件。
そりゃ大変やわな。
国民が休日でのんびりしてる時こそ勝負なのだ!
ウサギとカメ方式と言おうかアリとキリギリス方式とでも申しましょうか・・
や、何より休日は仕事がはかどるんですわ。
デンワも問い合わせも少ないしジャンジャン進む。
ただ、天気のイイ行楽日和な時だけはチョイ凹む。
遊びてぇ・・・ て。
でもまぁ、世間の造形屋さんは暇や暇やて聞くから、その辺は有難く頑張ってまいりましょう!
さて、トップページの新着情報にも書きましたが、またまたテレビの取材がありました。
その様子を・・・・
前回の「うながっぱ」の記事にもチョイと触れたけど、朝日放送の収録がありました。
番組名は「ココイロ」という番組。
関西の人なら知ってる方もいるかな?
夜8時前くらいにチョロッと数分間、トミーズの雅がナレーションしてるヤツ。
その番組は、一週間(5日)、ある地域を特集して、その地域で暮らしている人の色(風景や物)、伝統を守ってきた人のこだわりの色、季節の色、土地の色、人のぬくもりを感じる色、等、そこでしか感じる事の出来ない「色」を通して一週間でその土地を深く知ることのできる映像紀行、というコンセプトの番組らしいっすわ。
そのコンセプトに乗って良いのか悪いのか、「八尾市」の特集にウチの会社、白羽の矢がささったと言う訳です。
ディレクターさんからは普段通りに作業しといてもらえばイイですよぉ。
て言われたんで今回の収録は気楽に構えてた。
いつも収録となると、前日に「仕込み」やらでスチロール彫り始め、完成原型、樹脂塗り始め、塗装塗り始め、完成品、とか各工程の様子が解るものを予め用意しておかなければならず、たいてい取材の前日は徹夜に近い拷問が待っている。
ホンマに楽やったわ、今回は。
その代わりとでも言おうか、ここのスタッフ、カメラアングルやらには物凄いこだわりがある様で、カメラが回っている間は何度もこちらの動き方や、やり直しの指示があった。
この画像の塗装の兄ちゃんモドキさんも何度も手先の動かし方に指示が入りオロオロしてた(笑
そんな何回も塗ったらタレるがな・・・と内心ブツブツ言うてるのが背中に現れているショット↓↓

この後、ワタシの撮影。スチロールゴリゴリ削り祭りの様子を。
その後、社長が大嫌いとするインタビューの撮影が!
撮影開始当初はスタッフをはじめ、皆ニコニコ穏やかな雰囲気で・・・

が、しかし撮影が長引くにつれ社長の表情に変化が・・・
さっきまでの笑顔はどこへ。
恐らく執拗なまでの撮り直しがあったと推測されます。

・・・もう社長は限界であろう。
見よ!この はよ終われオーラを全身から放出する社長を↓↓
まるでコンビニでソーセージを万引きをして捕まり、店長に問い詰められたサラリーマンのおぢさんの様であります!
は、早く社長を撮影から解放しなければーーーー!!!!!

とっさの判断でコイツを差し出し、社長を無事救出。 ・・・社長、既に虫の息。うぅぅ。


この坊主を差し出したら、たいがいのスタッフはコイツに釘付けになって撮影しだすので、いつもこの手法で社長を救出します。
でかしたぞ、せんとくん。
さ、撮影は終わったから出て行け せんとくん。
少々乱暴やけど、コイツはこれくらい厳しくやらなすぐ調子に乗りよる。
朝一から始まった撮影、時計を見たらもう6時を回っているではないか!
表を覗くと、まだ撮影スタッフはカメラを回している。
しかもさらにヒートアップ。
線路のレールみたいなんを敷いてカメラをスライドさせて撮影したり・・・
どんだけやねん!と思っていたらスタッフから一言。
「今日はもう外が薄暗くなってきたからまた後日、撮影に来ます」
はぁ?
まだ撮るの?
僅か数分の番組やのにスタッフの意気込みは凄いものを感じます。
職人やねぇ!さすがや。
さぁ皆さん、どれだけの映像が出来上がるか楽しみに待とうではないか!!
放送は8月18日 夜の7:54~8:00
朝日放送(6チャン)です。
(特番や野球中継で時間変更、休止の場合もあります)
では、よいお盆を・・・・BON!
日本一の暑さ その2
2010年8月 9日 zoukeikanban | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
前回の続き~
ミニチュアのチェックが終わり、いよいよ本番の製作です。
座った大きさで120cmやけど、この頭のデカさ。
かなりのボリュームなり。

簡単な形状のキャラに見えるけど、意外とバランスが難しいのです。
単なる球体では無い、複雑な曲線の集合体。
ましてやミニチュアの形状でOKを頂いているので限りなくそのミニチュアに近づけなければなりません。
ベースも造って。
何か昔の田舎のトイレみたいやな。
土台の裏からうながっぱ本体を固定する為に、あらかじめ色々小細工を入れておかなければなりません。

で、完成したスチロール原型にFRPコーティングし、パテで表面を滑らかに研き、仕上げのサーフェーサーを吹いて塗装に備えます。
あ、右手前のペンギン君はうながっぱには関係無いよ。
忙しいんで常に工場は3~4件の物件を並行して進めてる。

塗装の様子。
おや?塗装の兄ちゃんモドキの背後に、何やら見慣れぬお兄さん。
そう、この日、またまたテレビの取材が。
今年に入ってテレビの取材、何回目やろ。
最近やたら多いです。
この模様は後日紹介。

目玉の位置出し。
こんな球体のキャラは位置決めの基準となるパーツが少ないので位置決めが難しい。
きっちりセンターを出して左右対称にマスキング。

カワイイねー♪
塗装が完全に硬化したら大切なパーツ、「お皿」をドッキング。
やっと形になりました。

土台と合体。

竹で担ぎ棒を製作。
ちょうど近所に竹の専門店があるのだ!イイだろー! (別に)
竹は祭りで使わない時は取り外すので外せるような金具で固定。

お祭り以外の時はこの専用台に置き、市役所のどこかに展示するとか。
杉材で製作のリッチな仕様。
側面の板に「うながっぱ」と市長自ら筆をいれるらしいです!

そしていよいよ納品。
このまんま多治見市まで4時間ぶっ飛ばしました。
道中、すれ違う車の人たち、皆携帯で撮りまくっておりました。
そりゃそうやわなぁ。
こんなトラックに追い越されたら飲み物吹き出すくらいビックリするわ。
無事、市役所へ到着。
「暑い」
何やこの暑さは・・・
普段、大阪でヒーヒー言うてるのが恥ずかしいくらい暑い。
この日の多治見市、聞いて驚く無かれの39.4℃!
今年の最高気温マーク!
多治見市から最高の歓迎を受けました。
でもかなり喜んで頂けましたよ。
まだ追加の計画もあるそうな・・・・
おーきにー♪
エエ仕事しまっせー!!
ではまた。
日本一の暑さ! その1
2010年8月 3日 zoukeikanban | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
はぁ・・・・
アカン。
暑すぎる・・・
ここんとこ大阪では連日の猛暑日が続いとる。
毎日普通に35~37℃や。なんで沖縄が連日31~32℃やねん。
大阪の方が暑いなんて。
まるで体温やんけ。
元々体温低めのワタシには外気の方が絶対高いという地獄絵図。
しかもまた相変わらず忙しいのなんの。
普段、滅多な事では外注に振らないポップもさすがに仲良しの造形屋さんに振ってる状態!
しかもハンパ無い量。
毎月、百ン十万円の請求書が届き、外は暑いが社長の顔は真っ青なり・・・・
さてさて。
これくらいで暑い暑い言ってちゃいけないよ。
今回の日記は日本一暑い都市、岐阜は多治見市のゆるキャラの紹介。
そう、この多治見市、山に囲まれた盆地の上、名古屋あたりの都心の熱風が流れ込み、
どえりゃー暑いそうな。
2007年には日本最高気温の40.9度というありがた迷惑なレコードを保持しておられます。
この夏も例外に無く、ニュースなんかで「本日は多治見市でン℃を記録しました」てのをよく見かけるでしょ。ホンマに暑い所みたい。
日本各地ゆるキャラブームで、何処もかしこも専属キャラがいます。
お陰様でウチでも色々造らせてもろたなぁ。
この多治見市のゆるキャラは、その名も「うながっぱ」!
そのまんま、うなぎとカッパのハイブリッド。
神の悪戯にしてはヤリ過ぎであろう・・
いや、うなぎ犬のパクリか?
デザインは、かのアンパンマンの作者の「やなせたかし」 ・・凄いやんけ。
その「うながっぱ」を多治見市のお祭りでお神輿にして街をねり歩こうではないか!
という企画で製作依頼を頂きました。
河原に座った形のお神輿でデザインしてください。との事。
たまたまウチにお手伝いに来てたデザイナーさんに描いてもらった。
その1

その2

でキャラ自体も、やなせたかしデザインのものを若干ディフォルメも必要、との事(・・エエんかよ)
ちゃんと公式サイトもあるでよ(www.unagappa.com/)
個人的には、やなせ氏のデザインに忠実なシャープな感じで造りたかったけど、
すでに製作済みの「着ぐるみ」があり、それのイメージにあわせて欲しいとか。
こんな感じ↓↓

着ぐるみは原作より、かなりやさしカワイ感に仕上がっております。
実はこの着ぐるみの野郎が毎回造形師を悩ます種なのだ!!!!!!!!!
大概、ゆるきゃらのデザインが上がると、まず最初に着ぐるみが製作され各イベントで紹介される。
当然、初めてそれを目にする人がほとんど。
その着ぐるみのデザインが本当のデザインだと、皆思うでしょう。
違う!!
着ぐるみというのは、あくまで中に入る人間の体型を考慮し、その上、動き易い材質や強度なんかを考えて原作に比べると、かなりトンチンカンなバランスに仕上がってる。
せんとくんも然り。
あのせんとくん、着ぐるみのとイラストのではかなりの違いがあることがお解かり頂けると思う。
で、我々造形師がフィギュアを製作する際、先方様からお預かりするのは、原作と着ぐるみの両方の資料。
これを巧く考えて造らないといけないのが最近の悩み。
ホンマにツラい。
ただし、せんとくんに関しては着ぐるみは一切無視してやらせてもらえたので実に爽快やった。
さすが平城遷都1300年協会。 解ってるねぇ~♪
本題に戻ろ。 この話になると、ついエキサイトしてまう。
今回の「うなっがっぱ」君は、原作、着ぐるみ半々のいいトコ取りで製作。
本番製作前に、そのバランスを決めるのにいくつかのミニチュアを製作し、多治見市さんが決定されたのがこれ。

このプレゼン用ミニチュアはスチロール製。15センチ程度。
本番は、これを基に座高120cmで製作します。
その模様は次回紹介しまっさ。
ではでは。